Mistery Circle

2017-06

《 ブーゲンビリアの花が咲く 》 - 2012.07.08 Sun

2013年度 総合オススメMC 《《 ☆☆☆☆☆☆☆ 星七つ作品 》》

Happy Halloween Mistery Circle 掲載




《 ブーゲンビリアの花が咲く 》

 著者:きさ








 あなたになら、何をされても構わない。

今年は夏が過ぎるのが早かった、とコレットは窓の外に見える木々を見て思った。
カーテンの隙間から硝子越しに頬に当たる朝の陽射しは温かく、焼け付くような熱さはない。
少し前まで青々としていた街路樹の葉も、今ではすっかり黄色くなり、この地方独特の強風に吹かれて枝を大きく揺らしている。
その葉の色が主人の髪の色を髣髴とさせて、コレットは視線を手元に戻した。
真っ白な手が置かれている。
白魚のような手が、指先を揃えてコレットの左手に載せられ、コレットはその爪先に粘度のある薄紅色の液体を小さな刷毛で塗っていたところだった。
真っ白な指先。真っ白な爪。液体を塗ったところだけが艶やかに薄紅の光沢を持っている。
両手の小指までを丁寧に塗ってから、刷毛を扇に持ち替え、緩やかな風で爪先が乾くまで待つ。
液体が乾いたことを確認してから、手首よりも上の位置で留めてあったピンを外し、上着の袖を下までおろした。
淡い橙の生地の下から、白地の繊細なレースが指先近くまでを覆っている。
立ち上がって、相手の服の乱れがあれば直し、薄金のまっすぐな髪には丁寧にくしを入れる。最後に薔薇の香水を、襟元と両袖の先に振りかけた。
薄金の髪、柔らかい曲線を描く白い頬。閉じられてなお優し気な目元に、紅をさした小さな唇。ほっそりとした肢体を覆う厚みのないドレスは、上が白く、長い裾に行くほど薄橙のグラデーションが掛かっていて、色の白い彼女にとても良く似合っていた。
仕事の仕上がりに頷いてから、コレットは主人に向かっていつものように頭を下げる。
「おはようございます。ロゼリ―様」

「幼馴染殿は今日も麗しいねぇ、コレット」
ホワンとした表情でそう呟くのは、コレットの雇い主であるルノー子爵だ。
肩まである焦げ茶の癖毛を無造作に項で縛り、目元には眼鏡をかけ、おまけにここ数日剃っていないために伸びてきた無精ひげをかくその姿は、貴族というより貴族お抱えの研究者と言う方がよっぽどしっくりくる。
事実、ルノーは自身の爵位や社交界などにはまるで興味がないようで、子爵として求められる最低限の仕事以外は外出すらろくにしようとしなかった。
ルノーの興味はただひたすらに、目の前で豪奢な椅子に腰かけている、白い少女のみに向けられている。
それはコレットがルノーの元で働き始めてから、この二年間で揺るがない真実として覚えたことだった。
「ええ、そうですね。新しいドレスもとても良くお似合いだと思います」
「そうだろうそうだろう。仕立ての時に話を聞いて、これはぜひロゼリ―にと思ったんだよ」
ニコニコと笑うルノーは機嫌が良い。そのままティーカップをソーサに戻し、ロゼリ―の元に歩み寄って、ロゼリ―の髪を一房掬って口づける。
邪魔はするまい。そう思ってコレットは軽く一礼すると、ロゼリ―の部屋を後にした。

コレットの仕事は多い。
なにしろ子爵の屋敷ときたら、部屋が八つもあるのに使用人はコレットただ一人なのだ。
掃除だけでも重労働だが、さすがに二年間も働いていると要領もつかめる。
いつ食事を摂るか分からない子爵の為に、火を通すだけで食べられる状態の昼食を用意し、屋敷の裏手に出て川から引きこんである水を使って洗濯をする。
「わ、と」
一際強い風が吹き上げて、金盥の中から持ち上げた衣服が吹き飛びそうになる。ビシャリと水が顔に掛かって、コレットは顔を顰めた。
細やかな刺繍の施された白いシャツは、先日ロゼリ―が着ていたものだが、手洗いの際に糸などがほつれてしまわないようにと気を遣う。
洗い終わって、すっかり白く濁った金盥の中の液体を、いつものように持ち運んで花壇に巻く。
花壇と言っても、コレットが手厚く世話をしているわけではない。コレットは園芸のことはまるで分からないので、せいぜいが水を撒いてたまに雑草を抜く程度だ。ではルノーかと言えばそんなこともなく、ただロゼリ―の部屋下のむき出しになった土床に、誰が世話しているわけでもない自然の花たちが群生しているのだった。
黄色、薄紅、白に赤。手入れがされているわけではないので、見た目が揃っているだとか、背丈が一様だとかそんなことはないのだが、ここの花壇に咲く花は土と環境が良いのか、なかなかどうして見事だった。
特にコレットは、花壇の上段に垣根のように生い茂っている赤い花のような植物が好きだった。
ルノーに教えてもらった『ブーゲンビリア』という名前も気に入っている。
湿り気のある両手をメイド服の前掛けで拭い、チラリとカーテンに覆われた主人のいる部屋の窓を見上げる。
洗濯の邪魔にならないようにと後ろで纏めていた赤毛を解いて、コレットは空の金盥を拾い上げた。

幼馴染の薄金の髪を撫でながら、ルノーは目を細めていた。
指先に感じるサラサラとした触感が気持ちいい。
間近で眺めるロゼリ―は、本当にため息が出るほど美しかった。
もっともルノーは、ロゼリ―が美しいだけの少女ではなかったことを知っている。
ロゼリ―は気が強く、我儘で、口より先に手が出るような性格だった。家族や友人、自分のプライドを貶されると、その場でスカートの裾を捌いて足を出していたロゼリ―の学生時代を思い出して、ルノーはくつくつと笑った。
怒ったロゼリ―は、薄金の髪に縁どられた色白の頬を真っ赤に染めて、湖水のような青さの瞳をきらきらと輝かせて、それはそれは美しいのだ。
 そんなロゼリ―が、実は人一倍寂しがりで、思慮深い性格だったと知っていた人間は、果たしてどれだけいただろう。
ロゼリ―はデュクドレー子爵の末娘で、同じ爵位にあり、屋敷も近かったルノーの父とは昔から親交があった。ルノーにしてみれば殆ど物心ついた時からロゼリ―がいたし、それはロゼリ―にしても同じことだっただろう。
歳が近く、傍にいることが当たり前の距離は、成長するにつれて自分と相手との性別の違いを意識させ、それがいつしか恋愛感情に育ったこともごく自然なことだった。
ロゼリ―に好きだと言ったあの日。そしてロゼリ―も泣き笑いしながらルノーに応えてくれたあの日。今なら二人で死んでも良いと思ったことを鮮明に覚えている。
誰もいない宿舎の教室で、愛を誓い合った言葉を思い出して、ルノーはロゼリ―の頬に手を当てた。
閉じられた瞼の、長い睫。すっと通った鼻梁に小さな唇。肌の色以外は、記憶の中と寸分違わぬ幼馴染の顔を見つめて、ルノーはその唇に口づけた。
『死が二人を別つまで』なんて、笑えない冗談だ。

コレットがルノー子爵の元で働き始めたのは、今から二年前のことだった。
窓の外を舞う枯れ葉にかつての自分の姿を重ねて、コレットは子爵に感謝の祈りをささげていた。
コレットはこの地方の人間ではない。生まれはもっと南の方だったが、家庭の事情で幼い頃に裕福な商人に身売りされている。
顔の造りが悪くないからと、小さい頃から家事と教養を叩き込まれたコレットは、十二歳の時に商品としてバディストという男に売られた。
バディストは都市間にパイプを持つ大商人だったが、稚い少女たちを愛でる趣味があり、コレットも幾度か寝室に呼ばれたことがある。
『自分が生き残る道を慎重に考えなさい』と幼い日に母に何度も諭され、その言葉を信条にしてきた自分が、ある日どうして寝室でバディストを刺してしまったのか分からない。
とにかくまろぶように寝室を出て、乱れた服もろくに直さないまま死にもの狂いで走ったが、子供の足で走れる距離などたかが知れている。
警察に捕まって三日後、留置所前で、恐ろしい形相のバディストに引き渡されるところを救ってくれたのがルノー子爵だった。
どこで話を聞いたのか、留置所にふらりと現れた子爵は、二言三言バディストと会話したかと思うと、金貨の入った皮袋と引き換えにコレットの身柄を引き受けた。
郊外の屋敷に連れてこられ、積もった心労で熱を出したコレットが回復するのを待って、この屋敷の家事をしてほしいと子爵は穏やかに言った。
「少し前に使用人がいなくなってしまってね。住み込みで働いてくれる人間を探していたんだよ。きみは大層な働き者だったとバディストが言っていてね。今後あまり街に出すことはできないが、屋敷の中と庭先での休日も保証しよう。入用なものがあれば手当も出そう。やってくれるね?」
昨日までの生活が一変し、展開が早すぎて頭の理解が追い付かない。
それでもコレットは、自分の身柄を引き受けたルノーの顔を見て頷いた。
コレットが十四歳の時のことだった。

ルノー子爵の性癖について知ったのは、子爵の元で働きだして十日ほどが経った時だった。
廊下の蝋燭を点検していたコレットは、短くなった蝋燭を片手に立ち上がろうとして、振り返ったその先に子爵の顔を見つけて小さく驚きの声を上げた。
悪い悪いと笑いながら、手招きする子爵について行くと、いつも「ここから先は入らなくていい」と言われていたルノー子爵の寝室へと招かれた。
部屋に置いてあった大きなベッドとルノーを見て、サッと顔色を変えたコレットが何を考えたのか、想像するのは難くない。苦笑したルノーは、ベッド脇に歩み寄って、更にもう一つ扉のドアノブを回し、押し開ける。

そこでコレットは、今の主人と出会った。
雪のように白い肌を持つ美しい少女。ロゼリ―・リネロ。
その大きさといい、造作といい、初めは本当に生きた人間かと思ったが、近づいてもピクリとも動かない身体と白すぎる肌に、彼女が作り物だと知った。
ルノーの寝室よりも広い部屋の中は完璧な調度品で整えられ、入口すぐの壁にはぐるりと首を巡らせるほど大きなクローゼットが備え付けられている。
「……い、一体……これは……」
混乱した頭でルノーを見れば、彼ははにかんだ笑顔でロゼリ―の紹介をした。彼女は幼馴染でルノーの婚約者でもあるということ。ロゼリ―はとても素晴らしい女性で、自分たちは深く愛し合っているのだと、誇らしげに言った。
「――だから、コレットは私ではなくてロゼリ―のことを主人と思って、真心込めて仕えてほしい。君みたいな可愛い子が世話をしてくれれば、ロゼリ―もきっと喜ぶ。私の世話なんて自分一人でもできるからね。どうだい、彼女のことは好きになれそうかな」
嬉しそうに話しながらコレットを見た子爵に、ぎこちないながらも頷いて見せたのは、子爵の笑顔に何かを感じたからかもしれない。
「――は、はい……。……美しい方ですね」
「そうだろう。私もいつもそう思っているよ。ああそれから、洗った彼女のドレスはここに収納してくれ」
ルノーが開け放ったクローゼットの中身を見て、コレットは一瞬絶句した。壁一面のクローゼットの中には、ハンガーに掛けられたドレスや上着が空間の空きを作らず掛けられていた。
「四季のドレスに上着、西の方から取り寄せた珍しい形のドレスもあるし、乗馬服や東洋の着物なんかもある。彼女の服のコレクションを増やすのが好きでね。彼女がこの服を着ていると考えるだけで楽しいだろう?」
「は、はぁ……」
コレットは曖昧に頷くことしかできない。
「さて、私の話はこれだけなのだけど、何か……質問とかあるかな」
そうしてにこやかな表情のまま、くるりと入口に背を向けて、ルノー子爵がコレットに尋ねた時も、頭の中がじんわりと麻痺していたようで、クローゼットの衣類たちと自分に支給された制服とを見比べた末にまるで見当違いな受け答えをしてしまう。
「そう、ですね。コレクションの中にメイド服がひとつもなかったこと、でしょうか」
半ば茫然とそう口にしたコレットに、今度は子爵の方がしばらく黙りこんだ。
ルノーはまじまじとコレットの顔を見つめていたかと思うと、ややあって口元を押さえて軽く吹き出した。
「幼馴染どのにメイド服とは考えつかなかったな。なるほど、そうか、今度買ってみよう。では、そんなわけだから――明日からよろしく頼むよ」
何やら楽しそうに目元を緩めながら、コレットを伴ってロゼリ―の部屋を後にする。

『自分が生き残る道を慎重に考えなさい』。

小さい頃から諭された言葉で、もう決して破らないと決めた自分の信条。
瘡蓋を剥がしてはいけない。湖の薄氷を割ってはいけない。
だからコレットは、半ば無意識のうちに自分の感情と思考に蓋をして、生命を持たない主人に仕えるということを、ありのままに受け入れたのだった。

毎日が流れる川のように、静かにゆっくりと過ぎていた。
ルノーは相変わらずロゼリ―に夢中のようだったし、この頃ではコレットも化粧の他に髪の編み込みの仕方なども覚え、たまにロゼリ―の髪をアレンジする余裕も出てきた。
実際、ルノーの屋敷でルノーとロゼリ―と過ごす時間は、商人の元にいた以前の生活とは比べようもないほど居心地のいいものだった。
家事は確かに忙しかったが、主な仕事は掃除と洗濯で、炊事に関してはルノーと自分の分だけなので気楽なものだった。
空き時間が出来れば、追加で仕事を言われることもなく、自分に与えられた部屋でゆっくりと過ごすことが出来る。
街に出てはいけないと言われたことも覚えているが、そもそもコレットは自分が捕えられた街に降りたいとは思わなかった。
食材は二十日に一度、日持ちする野菜などが農夫によって届けられるし、入用なものは子爵に言えば外出した時に買ってきてくれる。
ルノーが土産だと与えてくれた繊細な形の砂糖菓子は、きっととても高価なものなのだろう。口の中でほろほろと崩れていく甘さに目を細めて、コレットは腰かけた状態のまま足をぱたぱたと動かした。
時計を見上げると、そろそろ夕飯の準備をする頃だった。
編んでいたレースを、編み棒ごと膝上から机に移して、制服の前掛けを軽くはたく。
レースのハンカチは習作だったが、いずれ出来のいいものを主人用にするつもりだった。
新しいことが出来るようになると、何気なくルノーが褒めてくれるのが嬉しかった。
白いレースのハンカチを、あの薄金の髪に載せたなら、きっと美しいだろう。そんなロゼリ―を見て、ルノーも喜んでくれるだろうか。
コレットは窓の外の暗くなりかけた空を見上げながら、知らず口元を綻ばせていた。

「こちらはアルベール・ルノー子爵様のお屋敷で間違いないでしょうか」
そんな暮らしに石が投じられたのは、街路樹の葉が色を落とし、その身を残らず地面に落とした頃だった。
辺りはすっかり冷え込み、外に出れば吐く息も白くなる。その日、ルノーは人と会うために、朝から馬車で出かけていた。
夕方になり、日々の家事を終えて一息ついていたコレットが呼び鈴の音に玄関の扉を開けると、そこにいたのは警察の制服に身を包んだ大柄の男性だった。
年齢は四十歳過ぎだろうか。白いものの混じる金髪を後ろに撫でつけ、眉間のしわと、硬く引き結ばれた口元が本人の性格を物語っているようだ。首元まできっちりと制服のボタンを留め、左胸には形の違う小さなピンズを二つつけている。
警察の制服とその鋭い眼光が、コレットに二年前の警察に捕まった時を思いださせて小さく息を詰めた。
それでも退かなかったのは、背後にいる主人と、今は屋敷を留守にしているルノーのことを思ったからだ。制服のスカートをギュッと握って、足に力を入れる。
「……は、はい。確かにそうですが、子爵様は今は外出されています」
「そうですか」
男性に一瞬残念そうな表情がよぎったが、すぐに思い直したらしい。胸の位置にいるコレットを見下ろすと、フンと一つ鼻を鳴らして、鋭い眼光のまま口を開いた。
「ではあなたでもよろしい。ロゼリ―・リネロという名前について、何か心あたりはありますかな」

「――どちら様でしょう」
反応しそうになったコレットよりも一瞬早く、静かな声が男性の後ろから響いた。
コレットがパッと表情を明るくする。
男性が振り返った先に、この季節にはやや物足りない厚さのロングコートに身を包んだルノーが、無表情で佇んでいた。街から歩いて帰ってきたところだったらしい。
「や、これは……」
「アルベール・ルノーは私です。用があるならば聞いてくださって構いませんが、私を通さずに家の者に聞くのはいささか礼儀知らずではありませんか」
玄関口の階段を上がりながら淡々というルノーに、これはまずいと思ったのか、男性は入口前を塞いでいた身体を横に移動させながら軽く頭を下げた。
コレットは玄関で表に向き直ったルノーの背中に安心し、コートの影に隠れるようにして男性のことを見上げた。
「確かに失礼でしたな。お詫びしましょう。私はアラン・ロムバウロと申します。タルベの警察署で警部の位置にいるものです。本日は子爵様にお尋ねしたいことがありまして、お伺いさせていただいた次第です」
「はぁ、ではどうぞ」
背筋を伸ばし、身分を告げたロムバウロ警部に対して、ルノーの態度は変わらない。
どうぞと促されたにも関わらず、ロムバウロ警部は露骨に嫌そうな顔をした。この寒空の中、郊外にあるこの屋敷まで足を運んだのだ。てっきり屋敷内に招いてもらえるものと思っていたらしい。
「あまり外では言いにくい話なのですが……」
「ここは郊外で人目もありません。お気になさらずどうぞ」
ルノーはにべもない。
ムッとしたのか、ロムバウロ警部の眉間にまた一本深い皺が一本刻まれるが、ルノーが動かない様子を見ると、ため息をついて懐から黒い手帳を取り出した。
「ロゼリ―・リネロという名前に聞き覚えはありますな?」
「ええ、私の婚約者です」
コレットに訊いた時とは違い断定調だが、はらはらするコレットとは逆に、ルノーはあっさり頷いて答えた。
「そうです。そのロゼリ―嬢のことについてお伺いしたいのです。辛い話題かと思いますが――……あなたはロゼリ―嬢の墓地に、最後に行かれたのはいつですか?」
「……墓地、ですか」
「はい」
「……八年前の六月ですね」
「それ以降は一度もいらっしゃっていない?」
「ええ」 
「それは……いくらなんでも薄情ではありませんかな」
「私と彼女の事柄です。あなたに口を挟まれる筋合いはない」
「……失礼いたしました。話を戻します。その墓地についてなのですが、実は最近になって、ロゼリ―嬢の御遺体が墓地の中から消えていることが発覚しました」
ここでロムバウロ警部は一度言葉を切った。
手帳に落としていた視線を何気なくルノーに向けるが、その目は明らかにルノーの反応を見ていた。
ルノーの顔色は変わらない。
「――コレット」
「っ、はい」
警部の言葉に頭の中が真っ白になったのは、ルノーではなくてコレットだった。
ルノーに名前を呼ばれたことにも一瞬気が付かず、慌てて返事をする。
「部屋の中に戻っていなさい。もうすぐ夕食の時間だろう」
「……ぁ、は、はい」
コレットには聞かせたくない話なのだろう。頭を下げて玄関内に下がると、ルノーは逆に外に出て玄関の扉を閉めてしまった。
固く閉ざされた扉の音を聞いても、コレットの足は動かない。スカートの裾をつまんで、頭を下げたまま、コレットの頭の中はぐるぐると混乱の嵐が巻き起こっていた。

『ロゼリ―嬢の御遺体が墓地の中から――』

御遺体。死体。死体が墓の中から消えている……?
危うい道を選んではいけない。井戸の淵を覗きこんではいけない。
いつも忘れないようにしている信条だ。分かっているのに、足がどうしても動かない。
玄関越しに、外の会話がとぎれとぎれに聞こえてくる。低い声で話しているのが子爵。威圧感を与えるかのように、たまに大きな声を出しているのがロムバウロ警部。
「――ロゼリ―嬢のお身体を別の場所に移そうと棺を開けてみたら、中には何も入っていなかったそうです。墓地が荒らされた形跡はなく、恐らく棺を埋めた――」
「――して、――ことを」
「――ません。――デュクドレー子爵のことはあなたの方がよっぽど深くご存知だと思いますが、このことを知って大層お怒りでして――奥方様もお会いした時とても取り乱されておりました。――まれてしまったのですから、無理もありますまい……」
早く夕飯の支度をしなくてはいけない。聞いてはいけないと思うほど、耳は外の音を拾う。
「――つまり、何が言いたいんです?」
いつまでも平行線な会話にいらだったように、ルノーが一際大きな声を出して、コレットの身体はびくりと跳ね上がった。
やめて、やめて。聞きたくない。聞いちゃいけない。
「では、単刀直入に申しましょう。あなたに殺人、死体盗掘、および死体損壊の疑いが掛けられています」
「……っ!」
どこか分かっていたその言葉を聞いた時、コレットは膝からガクリとくずおれた。
どこかで予想していた言葉だった。それでも、悲鳴を上げそうになった口を咄嗟に両手で押さえる。
外の会話は続いている。

盗難が発覚したのは半年前だったこと、墓地の場所が分かりにくいところにあったことから、犯人は知人の線が濃厚になり、ルノーが浮上したこと。
ルノーの行動範囲を調べた結果、同じサイズの女性の衣服を二つ隣の都市から数年間に渡って秘密裏に購入していたこと、誰もこの郊外の家には寄せ付けず、立ち入ることができなかったこと、屋敷一階の窓には通年カーテンが引かれ、中の様子を見ることができなかったこと――。
それでも子爵の体面を考えて、こうして自分は一人で来たのだ、とロムバウロ警部は言った。
「もちろんこの路のすぐ下には部下たちを待たせておりますが、今日来たのは任意でお屋敷に上げて頂きたいためです」
どうだ、と言わんばかりの声の調子が、扉越しでも分かった。
それと同時に、少しばかりの緊張も含んでいる。部下たちの存在を示唆したのは、恐ろしい容疑者であるルノー子爵への牽制だろう。
だが、ロムバウロ警部の目的は、達せられることはなかった。
「お断りします」
しばし沈黙していたルノーが、硬質な声できっぱりと意思を示した。
「なっ……」
「お断りしますと言いました。ここは私の家です。招く人は私が選びます」
「……次は令状を携えてくることになりますぞ」
歯の隙間から呻くようなロムバウロ警部の言葉にも、ルノーの態度はとうとう最後まで変わらなかった。
「好きになさればいい」
では、と別れの言葉を耳にしたコレットの目の前で、玄関のドアノブがゆっくりと回る。
ああ、ここから立ち去らなければ、とそう思うのに、どうしても身体が動かない。

開けた玄関の内で、床に座り込んだコレットの表情を見て、ルノーは一目で悟ったようだった。
恐らくロムバウロ警部と対峙していたとき、ずっとその表情をしていたであろう無表情が僅かに歪み、怒りとも悲しみとも取れる色を乗せた。
「……コレット……」
ため息交じりに低い声で名前を呼ばれて、コレットの身体がびくりと跳ねる。
二年前からの雇い主の顔を見上げるが、あんなに慣れ親しんだ顔が、まるで知らない人間のように映っている。
「ぁ……」
何か言おうと口を開くが、はくはくと唇を動かしてもまるで音にならない。
「部屋に……戻りなさい。少し考えたいことがある。……返事は?」
「……は、は、い……」
よろしい、と言ったルノーが、コレットの横を通り抜ける。身体に僅かに触れたルノーの足に、大袈裟なくらい体が強張った。
気付いただろうにルノーは何も言わず、自分の寝室へと姿を消した。
「ぁ、あ、う……う……」
くらりと回った視界に、思わず床に手を付く。そうして初めて、コレットは自分の身体が抑えようがないほど震えていることに気が付いた。

異変を感じたのは、その日の深夜を回った頃だった。
ベッドから毛布だけを引っ張り落とし、床で丸まって寝ていたコレットは、異臭を嗅いで目が覚めた。明かりをつけたまま寝入ってしまったようだった。
瞼が腫れぼったくて、頭がガンガン痛む。ぼんやりとしたまま額に手を当てて、部屋の中を見渡し、扉の下からするすると入ってくる低い煙に、数秒かかって目を限界まで見開く。
部屋の中の空気が熱くて、煙たかった。
――屋敷が燃えている。
「ルノー様!」
知らず、喉から悲鳴のような声が漏れた。

ルノーはロゼリ―の部屋で、ロゼリ―を椅子から床に降ろして抱きしめていた。ロゼリ―の身体は座った姿勢のまま解れず、それゆえに少しおかしな格好になっていたが、ルノーはそんなことにはかまわなかった。
冬用に買いだめしておいた灯油を、まさかこんな形で屋敷中に大盤振る舞いすることになるとは思わなかった、とルノーは自虐で笑う。
玄関に一番近いコレットの部屋にだけは触らなかった。中は確認しなかったが、案外もうとっくに逃げた後かもしれない。
擦過させて火のついた燐片を軽く放る。撒いた灯油の後を辿るように驚くべき速さで火が広がっていく様を、ルノーはロゼリ―の綺麗に編みこまれた髪に頬を寄せながら、他人事のように眺めていた。
 ルノーは夕方のロムバウロ警部の話を思い返していた。警部の言ったことは、全て本当のことだろう。
「……デュクドレーのおじ様とおば様には知られたくなかったな……」
 付き合いのあった頃の二人を思い浮かべて、グッと強く奥歯を噛みしめた。
 何をいまさらと、分かり切ったことだった。謝りの言葉など、虫が良すぎる。最初から狂ってなどいなかった。ロゼリ―と離れたくないがために自分の意思で葬儀屋を買収し、元の屋敷から離れたこの郊外の別荘に移り住み、親から受け継いだ遺産の殆どをつぎ込んで人の道に外れた行いをし続けてきた。
 ロゼリ―を抱いたまま、壁の向こうに広がっているはずの花壇を見る。
 それでも悔いはなかった。この歪な八年間は、世の中に背を向けながらも幸せだった。
 頬の位置をずらして、ロゼリ―の白い顔を見下ろす。

『あなたになら』高熱に浮かされて、潤んだ青い瞳がルノーの脳裡に蘇る。
『……何を、あげても良い。どんなことをされても構わない。ずっと一緒にいられたら、って、そう思ったんだけど……』
 薄金の髪に縁どられたロゼリ―の顔がぼやける。
『……アルベール……あなた、本当に泣き虫なんだから……』
 ロゼリ―の最後の言葉は、『死なないで』だった。

 ロゼリ―の肌を水滴がすべり落ちていく。かつてルノーが愛した少女は、誰よりも温かく生気に満ち溢れ、陽射しの中で満面の笑みを浮かべるような人だった。
『ロゼリ―』の白い肌を見下ろして、温かみがないその身体を抱きしめて、不意に身体を折ったルノーは、血が滲むほど強く歯を食いしばった。堪えきれなかった呻き声が、火の広がっていく部屋にくぐもって響く。
恨んでほしかった。憎んで欲しかった。
どんな顔でも良い。一目会いたかったのに、ロゼリ―は逝ってしまってから、一度もルノーの夢には出て来てくれなかった。
「ロゼリ―」
低く呻く。
「……ロゼリ―」
もっと早くに逝けばよかった。八年前、ロゼリ―が逝ってしまったときに、ロゼリ―の言葉を聞かずに後を追っていれば良かった。
物が焼けていく音と匂いの中に、この二年間毎日聞いていた声が聞こえて、ルノーはのろのろと顔を上げた。
火の回る速度が思っていたよりも早い。火をつけたのはついさっきだと思ったのに、もうこんなに火の海になっている。それとも、いつの間にか時間が経っていたのだろうか。
部屋の外から、コレットの声が聞こえてくる。悲鳴のような高さで、ルノーとロゼリ―の名前を呼びながら近づいてくるようだ。
「……馬鹿だな」
誰に言うともなく、ルノーはぽつりと呟いた。熱せられた空気を吸い込んで、ヒュ、と喉が詰まって咳き込んだ。

「ルノー様! ロゼリ―様!」
ルノーの部屋を開けた時、部屋の中を縦横無尽に舐めるように走る火を見て血の気が引いた。やっぱりここが、一番酷い。ここが火事の元だ。
幸いまだ屋根や壁は弛んでいない。
ロゼリ―の部屋に駆け抜けるまで、足の裏の熱さも、髪に火が燃え移ったことも、まるで気づかなかった。
コレットがロゼリ―の部屋に辿りついた時、ルノーは床に座ってロゼリ―を抱きしめていた。
「ル、ノー様!」
だんだんと濃くなる黒煙に、次第に吸い込む空気が焼け付くような熱を持ち始める。
右頭部に焼け付く熱を感じて反射的に振り払うと、視界に沢山の赤い糸の束が舞い散った。赤い糸。赤毛。どうやら殆ど根本の部分で焼き切れてしまったらしい。
だが、そんなものに構っている暇はない。咳き込みながら涙のにじむ目を凝らして必死ににじりよると、コレットの声にルノーが顔を上げた。
その顔がまるでいつもの表情だったので、コレットは一瞬状況を忘れて瞬きした。
「逃げなかったのか」
「逃げるって……に、逃げましょうよ!」
「そういう意味ではない。私たちはここにいるよ。……ロゼリ―と一緒に行くところがあるからね。でも、コレットは逃げなさい」
 ――この火の海の中で、どうしてここまで冷静でいられるのだろう。
絶句して、そして言葉の意味を理解して、コレットは思い切り首を振った。
「……い、いやです」
「今日の話は本当だよ。人の道に外れた狂人と一緒に焼け死ぬのは嫌だろう」
「なっ……」
 まるでいつものように、ロゼリ―を抱きしめたまま言うルノーに、コレットが言葉を紡げなかったのも一瞬だった。次いで、視界が赤くなるほどの怒りを覚えた。
「――あなたが、あなたが私を拾ってくださったんじゃないですか! 雇ってくださったじゃないですか! それなのに、最後になってそんな」
「では今ここでお前を解雇しよう。好きなところへ行きなさい」
「そんな! ロゼリ―様を連れてだって、行こうと思えばどこへだって行けるじゃないですか! 今日の話だけでこんな急に……子爵様らしくないですよ」
 混乱したまま二人の主人を前にしたコレットは、段々自分でも何を言いたいのか分からなくなってきた。分からないまま、二人に警察からの逃亡を勧めている。
 コレットの言葉に、ルノーは少しだけ驚いた顔をして苦笑した。
「……確かに今日の話がきっかけではあったけど……逃げようとは思わないんだよ。むしろこうなって初めて、自分が逝きたかったのだと分かった」
「で、でも、ルノー様……」
「お前を雇ったことに対してならば、変な恩義は感じなくていい。私にも褒められない理由があったのだから」
「そんなのもう知ってます! でも……」
思わず泣きそうになったコレットの耳に、ミシミシ、と不吉な音が聞こえてきて思わず天井を振り仰ぐ。何もかもが熱い。部屋の中の空気が揺らいでいて赤い。黒い。こんなところで押し問答をしている場合ではない。
ハッと気が付く。ロゼリ―だ。
ロゼリ―を外に運び出せば、ルノーは外に出ざるを得ない。幸いこの部屋は窓もある。
そこまで思ったところで、コレットはルノーに飛びついて、ロゼリ―を奪おうとした。
「コレット!?」
「ロゼリ―様も、ルノー様も、駄目です、こんな……?」
体格の差もあって奪い取ることはできなかったが、体勢を崩したルノーの身体からロゼリ―の身体が転がって床に落ちる。
慌てて主人の身体を抱き起したところで、コレットは変化に気が付いた。
二年間、ほぼ毎日見てきたロゼリ―の表情が変化していた。
白い肌。長い睫。すっと通った鼻梁にその下にある小さな唇。その唇が、確かに笑みの形に弛んでいる。
「ロゼリー様……?」
こんなことは――……こんなことは、ありえない。
その頬に指を滑らせたところで、ぎょっとする。
ロゼリ―の白い肌に細かい亀裂が入っており、指先に少し力を加えるだけで白い破片はいとも簡単に剥がれ落ちた。二年間見ていた、白い少女の肌の下。その下は、もう白くはなかった。
象牙色や薄い鈍色、土気色すら混じる肌が現れ、表面が僅かに光沢を持っている。親指がその肌に触れたところで、まるで柔らかい蝋燭を触ったような異様な感触がして、思わずコレットは手を放してしまった。
「ひっ……」
「ロゼリ―に手荒くしないでくれ」
ルノーの声にびくりとして顔を上げれば、ルノーは苦笑と痛みの混じった複雑な表情をしていた。
床に倒れたロゼリ―の身体を再度起こし、しばらくその顔を見つめてから、白くない頬に口づける。
何もかもが異常なこの空間の中で、二人のその行為だけは日常を思い出させて、コレットは茫然と眺めていた。

ああ、そうか。自分は二年間、こんな二人に仕えていたのか。

「手を出しなさい」
頭が真っ白なまま手を差し出すと、何かを掌に握りこまされた。小さくてかたい何か。手を開くと、ルノーがいつも封蝋をするときに使用していた、ルノー家の紋章が入った指輪だった。
「これ……」
「ルノー家の紋章入りの指輪だ。上手いこと使えば食いはぐれることはないだろうし、金でできいてるからそのまま売ってくれても構わない」
「何を……」
反射的に口を開いたコレットは、だがその先を言うことは叶わなかった。
「! ルノー様っ?」
突然ルノーに抱え上げられたかと思うと、窓を開けられ、何かを言う前に花壇に思い切り放り出されて窓を閉じられた。

 思い切り放り出されて、腰を強かに打ち付けたというのに、痛みはまるで感じなかった。
「なんで」とか「そんな」とか、熱に焼かれた喉からはかすれた意味のない言葉ばかりが漏れる。
重い音を立ててしまった窓は、カーテンまで引かれてしまい、中の様子を見ることができない。カーテンなんて引かなくたって、いずれは全てが燃えてしまう。
「ルノー様、火が……」
どうしてたった一日で、ここまで変わってしまったんだろう。昨日は確かにいつも通りの一日で、ルノーからは近々ロゼリ―の新しいドレスが届くのだと聞かされていた。
今日の朝もいつも通りで、ルノーを見送ってからロゼリ―の髪で新しい編み込みのアレンジを試してみた。
今日の夕方、ロムバウロ警部の話をコレットが聞いていなければ、何かが変わっていただろうか?
コレットのことは助けたのに、どうしてルノーはロゼリ―と一緒に逃げないのだろう。
「ロゼリ―様……ルノー、様……」
二人の名前は口から何回でも零れ落ちるのに、コレットは花壇に座り込んだまま、壁から屋根まで燃え盛っていく炎をただぼんやりと見上げていた。
この屋敷に招かれてから二年間、毎日家事をしてきた屋敷が、真っ赤に燃え上がっている。
乾いた風と強風は、街路樹に降りかかった小さな火の粉を簡単に大火へと変貌させる。
顔の表面がチリチリと痛む。目の前で、火が赤く燃える。屋敷が燃える。
逃げるならば自分もここから離れなくてはならないというのに、ぐらぐらと世界が回っているように見える。

逃げる。逃げるだなんて、一体どこへ。
何も考えられないまま首を巡らせて、コレットはギクリと体をこわばらせた。

視界一杯に、血のように赤い植物が咲き誇っていた。
花弁にも間違えられやすい赤い六枚葉と、中央に慎ましく咲く白い花。
その花が魂の花と呼ばれるのはなぜなのだろう。
燃え盛る炎を反射させて、輝くように咲き誇るブーゲンビリアは、泣きそうなほど美しく見えた。

世界が揺らいで、視界が白く霞んでいく。
その赤い植え込みを避けるように倒れ込む寸前、コレットは女性の優しい声を聴いたような気がした。





《 ブーゲンビリアの花が咲く 了 》





【 あとがき / 受賞の言葉 】
こんばんは。
皆様お久しぶりです。あるいは、初めましての方もいらっしゃいますでしょうか?
"きさ"こと望月と申します。
内藤さんから受賞メールをいただいて、思わず飲んでいた紅茶をこぼすところでした。

うわぁあああああ……
これは、お題と匿名の気軽さに、いつもとはちょっと違うものを書いてみようと思っ たのですが、書き上げたものがどこか恥ずかしくて、結局匿名で押し通してしまった小説です。

ですから、この作品を気に入ってくださった方がいるということがあまり信じられない反面、嬉しくて頬が緩んでしまいました。

書いた文章をどなたかに好いていただけるということは、とても嬉しいことだなぁと思います。
本当にありがとうございました。

……最近色々なことに手を出し過ぎて、やりたいことを回し切れていないのですが、来年はやりたいこととやるべきことをもうちょっとバランスよく消化していきたいです……。

これからが冬本番で、今年も寒くなりそうですが、皆様どうぞお身体にはお気をつけてお過ごしください。
そして、来年もどうぞよろしくお願い致します。




kaleidoscope きさ(望月)
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