Mistery Circle

2017-11

Mistery Circle Vol. 59 寸評 - 2015.10.09 Fri

Mistery Circle Vol. 59 はこちらから
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-394.html

第60回 Mistery Circle 11/21締め切りお題はこちらから
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-387.html




初号機






《 乾涸びたバスの中で 》 白乙さん
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-388.html
●やぁ~、ゾクゾクしたね! ゾクゾクしたねっ! いいよ、いいよっ! こう言うホラー、ボクは大好きだよっ!
隔絶された空間で、なんの情報もないままに異常な事が起きていると言う事態。もうこれだけでも充分に、甘美なホラーの舞台が出来上がっているんだもんね。しかも主人公である少年は、いくらか前の記憶しか無いと言う状況。そしてそのまま徐々に謎が解けて行く辺りも上手だよね。
濃い霧の中を周回しているバスと言うのも凄く良い設定。そしてそれをホストする少女の存在もまた、非常に不気味で素敵だよね。
やがて世界は過去の自分達へと戻って行く訳なんだけど、やるせないままに終わるんではなしに、いくらかの救いをもっての終わり方をしている辺りも、素晴らしいなと思えたよ。
果たして白乙さんのオリジナルの夢とはどんなものだったのか、ちょっと気になる所だけど。こうして素敵な作品になり得た事は、やっぱり書き手としての才能なのかなぁと。
“イチオシ”贈呈です! お疲れ様だよ! また次回もよろしくねっ!(内藤)
●閉ざされた空間と、終わる事のないループ。そして記憶の喪失に、濃霧の世界。体温の無い少女と解かれて行く謎の数々。
素晴らしいわ。全てのスパイスを絶妙に取り入れた感のある、最高の料理って感じね。
私的にはこう言う、淡々としていてそれほど大きな盛り上がりを見せない恐怖感って言うものが好みなのだけれど、その辺りが上手に工夫されて描かれているのも大きな評価の一つだわ。
ラストでは全ての謎が解き明かされて終了となるのだけれど、あの少女の正体を全く説明もせずに終わらせても、これまた読者の想像任せなラストになって良かったんじゃないかとも思うわね。
そして物語の展開のスピーディーさも素晴らしいわ。白乙さんは常に読者に飽きさせない工夫をしている感じがして、同じ書き手として尊敬するわね。
私もこの作品には、“イチオシ”贈らせていただくわ。次回もまた、素晴らしい作品をお待ちしているわね。(伍長)



《 涙は心を潤わせるための雨 》 しどーさん
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●キタコレまさかの正統派クトゥルフ! しかもなんなんですかこの完成度の高さ! 完璧とまでは言わないけれど、これものすごぉく原作に近くないですか!?
そうそう、こんな静かで不気味なままで流れて行く感じの展開なんかまさに本物を彷彿とさせてる(?)、そんな気分になります。
と言いますか、物語自体がこれまた実に面白いんですね。どこかサスペンスあり~の、そしてオカルトあり~の。そして人間ドラマな部分とかもあって。いやいや、なんとも贅沢な気分にさせてもらいました。
冒頭の一文も良いですよね。ちゃんと注釈付けてからの真っ向勝負みたいで。あたし的にはもうこれ、“イチオシ”です!
是非また、こんな世界の物語を描いて欲しい所ですね。お疲れ様です。ありがとうございました。(伊闇)
●あぁ、これはまたとんでもない力作が来ましたね。
これは実に面白い作品だと思いました。これが浅くかじった、「にわか」なクトゥルフファンだったとしたなら、いきなり大物を登場させて物語を作る事でしょう。だがしかしこの物語では魚人に焦点を当てている。ここが最大の魅力に、私は感じます。
とにかくこの作品では、物語が重視されています。アーカムを舞台としながら、原作のツボを上手く押さえて書かれている辺りなんか実に素晴らしい。
そして何より、ちょっと古い海外翻訳物の匂いまでさせている辺りも二重丸。いやぁ、秀作ですね。
ただ厳密に言うとこれもまた二次創作のジャンルに属するのではないかと言う部分もあり、私としては“敢闘賞”みたいな感じで評価させて頂きます。
でも、物語的には最高に面白かったですよ? お疲れ様です。(天野)



《 戦慄!!見つからない鉛筆 》 黒猫ルドラさん
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-390.html
●お……え、えぇ!? う、上手い?
今回、ぶっちぎりのトップ提出を果たしたルドラさん。もうどんぐらい早かったかと言うと、前回の締め切り間際の皆の原稿よりももっと前。そう、お題が出た翌日に提出して来たんだよね。しかも、“手書き”で!(2pss
まぁ先に読んで感想送っても良かったんだけど、そうなると今回の寸評の際にちょっとだけ不公平な感じがしたんで、敢えて同じ土俵にしてみました。ごめんね、ルーちゃん!
って言うか、想像していたよりもずっと上手いね! いや、ちゃんと起承転結出来ている上に、凄いスピード感。無駄な説明なんか全くしないままどんどん進んで行く辺りがものすごぉぉぉぉぉく潔くて高評価! もちろんちゃんと物語を締めている辺りも素晴らしい。
ルーちゃん、初めて書いた訳じゃないね? これ。
果たしてこのお母さん、こんな大量の鉛筆を購入してどうしたんだろうね?
面白かったです! 是非またこの調子で書いてねっ! お疲れ様っ!(内藤)
●初めまして。ご参加、ありがとうございます。
あら、なんか、「書くのは初めてなんじゃない?」って、内藤さんから聞いていたんですが、なんか書き慣れてる感がありますね。
まず、展開の早さが素晴らしいです。小説と言うものを下手に理解してしまった方は、「読者をうならせてやろう」ってな感じで美辞麗句の限りを尽くし、背景描写に凝ってしまったりするものなのですが、ルドラさんはその全く逆。説明文なんか徹底して省いて物語の流れにだけに力を注いでいる。ここがなんとも言えず、読み手にとって凄く優しい感じがします。
もしこれが完全に初心者としての第一作だったとしたならば、凄い才能だと思います。……多分違うと思いますが。
私的に、これは外せませんね。“イチオシ”贈呈です。お疲れ様でした。(天野)



《 廃レ姫・心霊先生と秘密の恋バナ 》 ココット固いの助さん
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-391.html
●あら、お久し振りに真面目でシリアスな作品ですのね。
う~ん、今回のは文学的とでも言えばいいのか、哲学的とでも言えばいいのか。読んでいてどこか懐かしい、妙な郷愁に囚われる、そんな匂いのする作品でしたね。
ただちょっと描写と描写の繋がりの部分がわかりにくく、読んでいる最中で、「今どこのシーン?」ってなった辺りが気になる点だったかしら。
了の文字が出た後に本当の結末が出る辺りは、なんだかスタッフロール後のお楽しみみたいで面白いわね。
意外にもちょっぴり薄気味悪い終わり方ってのも、なかなかなものね。
面白かったわ。また次回も力作お待ちしてるわ。(伍長)
●ほぉ~、いかにもホラー映画の導入部って感じの冒頭ですね。これからどうなって行くのかって期待が、物語を盛り上げますね。
キャラクター達の個性やどのドラマもグッド。ラストでまた導入部へと帰結する辺りも、ナイスアイディアって感じですね。
ただちょっと難を言えば、やはりこの手のお話しは一気にだぁーっと読んでこその醍醐味だと思うので、地の文はもうちょっとだけシンプルでも良かったかなぁ~って感じました。
ただやはり、ココットさんはギャグ系書くよりもこう言うシリアスなものを書いた方がしっくり来ますね。
お疲れ様でした~。また次回もよろしくお願いしますね~。(伊闇)



《 Vault that borderline 》 知さん
http://misterycirclenovels.blog.fc2.com/blog-entry-392.html
●いいね、いいねっ! ボク的には今回のMCで一番のお気に入りだよっ!
まず、冒頭からの盛り上げが素晴らしい。僅か五行目でいきなり人が死ぬ辺りは、なかなかのテクニックかなと。
いつものストーリーの1エピソードだなってのはわかるんだけど、ちゃんと独立して一つの話に収まっている辺りもいいね。そしてラストで起こる城の崩壊シーンも、豪快で良い感じだよ。
そして何より、この怒涛のような展開の早さと話の流れの奇抜さ。ここが一番だね。キャラ同士の会話も無駄が無く、問答にさえ思えるような探り合いと駆け引きが面白い。今回はやけに、“人に読ませる”って辺りに重点を置いてるなぁって印象が強かったよ。
話の内容もまた、いつぞやの傑作の話にどこか似ていて、思わず惹きつけられたね。この、話がどんどん裏返って行く辺りの爽快感は最高だね。
もちろんこれは、“イチオシ”贈呈だよね~。お疲れ様だよ! 次回もまたよろしくねっ!(内藤)
●えぇと、私が評価してもいいのかしらと思わないでもないのですが、まぁ、裏を知ってる人は知っている程度なので大丈夫でしょう。きっとこの物語の書き手さんは苦笑しているに違いないとは思いますが。
今回のは素晴らしかったですねぇ。きっと知さんの大好物な世界観で書いた作品なのでしょうけど、ただ好きなだけって感じで自己満足な内容にしていない辺りが高評価ですね。
これが安易に作られた話だったとしたら、きっとそのまんま安易なファンタジー系のお話しで終わっちゃうものなのでしょうけど、設定から話の道筋まで、実に練って考えられたんだろうなぁと思わせる辺りが素晴らしい。
文中に放り込まれた小さなエピソードの一つ一つもまた、読者に想像させるだけに収めておいて、なんの説明もつかないまま終わらせている辺りも小憎らしいですねぇ。
と言う訳で、私もこの作品には二重丸を付けたいなと思っているぐらい、素敵な作品でした。“イチオシ”贈呈です。あんまり褒め過ぎると、色んな意味で作者が困るような気がするので、この辺で。w(天野)



《 扬羽 - a ge ha - 》 瞬さん
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●これまた随分とバイオレンス臭漂う作品ですね。
かなりとんでもない場面から始まりますが、最後まで読んでもその冒頭に帰結していなかったって言うのはご愛嬌。(?)
一体どんな構想を練って書かれたのかって辺りが興味の中心ですが、残念ながら途中までの原稿で、ちょっと分かりにくかったですね。
もしかしてこれからが本編なのでしょうか? いつかまたの続編、お待ちしております。(伊闇)
●あら、なんだか昭和の時代の映画のワンシーンのような?
冒頭からテンポ良くストーリーが進んで行き、そして読み手を飽きさせない工夫をしているのは素晴らしいと思うわ。でもやはり、途中で終わってしまっているのは残念。かなりの長編になりそうな予感もするので、いかしかたないのかも知れないけれど。
そしてこの物語は、次回に持ち越しなのかしら? では、次の参加を心待ちにしておくわね。
お疲れ様。また次回も頑張って欲しいわ。(伍長)





やぁやぁやぁ!
今回はやたらとお待たせしてごめんなさいだよっ!
とりあえず寸評も終わった事だし、今回のMCも無事終了~って事で。

ところで!

初めてだね! 初めてだねっ!
とうとう、“クィーン・なずな”っちが、原稿落としたよっ!
もうかれこれ十年? ぐらい? そんぐらいの長い付き合いなんだけど、とうとうなずなさんがミソりました! なんか逆に凄いね! 凄いねっ!

でも、実生活でもかなぁり色々あったようだし。
少しは充電出来たかな? 書き掛けの原稿もあったようだし、個人的に、「お疲れ様」って感じだよ。
とりあえず、次回のMCはいつも通りに頑張ってみてねっ!

ではでは、年末進行なMC、お楽しみにねっ!!!


そろそろ、投票用の原稿書かなきゃ。
ぷすすっ♪

内藤でした~♪

● COMMENT ●

管理人の皆様いつも温かい寸評ありがとうございます(*^^*)日々感謝しかし原稿遅い…今年のMCもあとわずかですがせめて良い作品書いて恩義に報いたいなあと思っています(本当です

やはり、著作権切れ作品とはいえ二次創作ではよくないですね

次はオリジナル感をもっと出せるように努力します
では、寸評ありがとうございました

落として凄いとほめ(?)られて ありがとうございます(爆)
初めて母親を亡くし(あたりまえだけど)、何だかばたばたとそれこそ濃い深い日々を過ごしており そして「その後」が継続しています。母のくれた経験が人間と作品に深みを加えてくれたらいいな、と思います。少しずつリハビリで何か書いていきたいです。
で、「みそ」の次落としたら何だったっけ、とも考えたりして。


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