Mistery Circle

2018-11

《 カボチャでも書ける小説講座 》【 第三回目・上手い嘘の話し方 】 - 2017.11.03 Fri

【 第三回目・上手い嘘の話し方 】



初号機





 さてさて、さては講座の三回目♪ 今回は、上手い嘘の話し方だよっ!

 前回もちょろっと話したと思うんだけどね。どうせモノカキなんて純粋で大真面目な嘘吐きばかりなんだからね。書くんだったら、綺麗で美しい嘘で散りばめてしまいましょうってな講義で行ってみたいと思うよ。

 ●嘘の中に、嘘を混ぜる。
 ●嘘を話していると意識しないよう、最初の嘘の犠牲者は自分自身にしておく。
 ●嘘は、少々強引で突拍子もないものほど信じられやすい。


 これは、ボクが嘘を吐く時の三箇条みたいなものでね。この三つが上手く噛み合えば、大体は嘘も通ると思ってるんだけどね。(こら)
 実はこれ、そのまんま小説にも使えるんだよね。
 例えば一つ目、「嘘の中に、嘘を混ぜる」ね。
 例に取ると、これは小説じゃなくてアニメーションになっちゃうんだけど。
 ジブリ作品に、風の谷のナウシカってのがあるじゃない。そこに王蟲って言う巨大な甲虫が出て来るんだけどね。
 これが良い例。もしもこの甲虫を、自分の作品に無理なく溶け込ませようと思った場合、皆さんはどう書く?
 新宿副都心に突如現れて、ビルを破壊する作品?
 それとも、付き合い始めて一週間の彼女が突然そんな姿になってしまい、戸惑いつつも恋愛するようなそんな作品?
 まぁ、どう書いても面白ければそれでいいんだけどね。
 でも、これだけは肝に銘じてね。自分では面白いと思って書いても、それが全て読み手に伝わるとは限らない事。むしろそんな奇想天外な作品は、少数派受けしかしないバクチ的要素が高いって事。
 一番、読み手に受け入れられる作品は、徹底してリアリティ。世界観が確立されている作品なんだよね。
 で、ちょっと戻るね。風の谷のナウシカね。
 これは監督自らが言ってる事なんだけど、嘘は徹底して嘘にしないと駄目って話。
 あの巨大甲虫が違和感なくその世界に出て来られるのは、あの嘘の世界が極限までリアリティに満ちているからこそ。つまり、登場させたいキャラクターや、語りたいストーリーに対し、その世界観は“リアル”かって事だね。
 この項目の要点。世界観が出来上がってないファンタジーは、読み手にはただただ辛いだけ。

 次は、「嘘を話していると意識しないよう、最初の嘘の犠牲者は自分自身にしておく」っての。
 ここ、とても重要だよ。
 まず、モノカキは徹底して自分の作品に、“客観性”を持たなくてはいけない。
 例え自分の脳内で生まれ育った物語であったとしても、書き手の自分自身がその物語の主人公であるかのように、「ひゃっほー」しちゃってたり、無駄に説明的であったり、要らない会話ばかりで埋め尽くされてたりしたら、読者は興ざめするからね。
 これは誰かに聞いた話。もしくは自分自身で見て来た話。要はそれを第三者に語って聞かせている感覚が無ければ伝わりにくいって事を覚えておく事だね。
 語り過ぎた嘘は、とても嘘っぽく聞こえる。むしろ嘘ほどさらりと語った方が、聞く側が受け取りやすいものだからね。それに聞く側だってお馬鹿さんじゃないんだから、断片で伝えられた物事を繋ぎ合わせて想像で補完するぐらいは出来るからね。
 自分の中で出来上がった世界を、事細かく説明しようとしたら上手く行かないよ。
 この項目の要点。まずは最初に、自分自身が騙されるほどの嘘を考える事。

 最後はこれ。「嘘は、少々強引で突拍子もないものほど信じられやすい」ね。
 まぁ、要はこれ、「どうせ嘘ばかりなんだから、徹底して盛り上げちゃおうぜ♪」ってなイメージかな。嘘吐きのコツとはちょっと意味合い違うけどね。
 とにかく、読者を惹き付けるような嘘を吐く。
 曲で言えばサビの部分だね。映画で言えばクライマックスだね。トーストで言うとバターだし。焼鳥で言うと砂肝な部分。
 簡単に言えば、ラストシーンに向けて話がわーっと盛り上がって行くお話しは、誰でも飽きる事なく読んでくれるよ~って事。
 この項目の要点。読ませる為の基本的な力量が乏しいと感じるならば、まずは見せ場を考えなさいってな所かな。

 さて今回はここで終わりっ!
 今回はちょっと曖昧な部分が多くて伝わらなかったかも知れないので、その内、詳しくおさらいするねっ!
 では次号、「小説ってどう書くの?」で、お逢いしましょう!



【 第四回目・小説ってどう書くの? その① 】に続く。


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